救急・集中治療科について各設備の紹介
- 救急・集中治療科-東京大学医学部附属病院
- 救急・集中治療科について
- 各設備の紹介
第1ICU(16床)
院内最重症の患者さんの診療をしています。私たちが主科となる患者さんの他に、各診療科と連携して治療を行う、いわゆるSemi-closed ICUとして運用しており、救急・集中治療科スタッフと主治医のほか、ICU専属の看護師、薬剤師、臨床工学技士の協力のもと全身管理を行っています。人工呼吸器、持続的血液濾過透析(CHDF)、血漿交換(PE)、大動脈バルーンパンピング(IABP)そして体外循環(VV-ECMO、VA-ECMO)等を駆使して高度な集中治療を行っています。
第2ICU(18床)
周術期患者や一般床では診療困難と判断した重症例の診療を行っています。麻酔科医師と共同で各診療科をサポートしていますが、救急・集中治療科はその中でも重症度が高い患者の呼吸管理や循環管理、鎮痛鎮静薬管理等を提供しています。
救命ICU(8床)
救命救急センターで初療を受けた患者さんで集中治療が必要と判断された場合には救命ICUで引き続き診療を行います。基本的には救急・集中治療科専用のICUですが、状況に応じて他科患者さんの集中治療も行っています。
救急病棟(12床)
全床で呼吸心拍モニターが設置されており、通常の病棟としての機能だけではなくCDU (Clinical Decision Unit)としての機能も有しております。病院到着時には症状が無くなっていても、病歴や身体所見から急変の可能性がある場合や帰宅前に精査を必要とする場合には救急病棟で慎重に経過観察をします。救急病棟を設けたことで緊急度に基づいた医療を円滑に行っております。
救急外来
救急外来には重症患者対応用の初療室が3室、他に横になった状態で診察可能なベッドが4つあります。さらに、小児科や眼科、耳鼻科、産婦人科、口腔外科といった各診療に特化した診察室があり、患者さんの状態に合わせて適切な場所で診療を行っています。