救急・集中治療科について診療

救急外来診療

24時間365日、完全2交代制で診療しています。当初は3次救急と他診療科で受入困難な事例を診療していましたが、全診療科の3次・2次救急患者に対して、平成24年度より初期対応を、平成25年度より初期対応と治療を行い、専門診療が必要な場合に限り専門診療科をコンサルトする形式を導入しています。また救急車搬送、walk-inといった来院経路によらず、まず緊急度を判定して院内トリアージを行い、原則として救急・集中治療科の医師は中等症以上のwalk-in患者も、各科当直医師は軽症のwalk-in患者の診療を行っています。初療後に集中治療が必要な場合にはICUで引き続き診療を行います。また一見バイタルサインや症状が落ち着いていて見えても、臨床疫学上急変しうる可能性があると判断される場合(すなわち重症度は低いが緊急度が高い場合:例えば胸痛を主訴に来院し、診察時には症状が消失していたものの急性冠症候群が疑われる場合等)には、救急病棟に入院して経過観察とその後のマネジメントが決定されます。なお、緊急手術、緊急カテーテル検査等専門的な診療が必要な場合には当該専門科医師と相談してその後の方針を決定します。

集中治療室・病棟診療

院内急変や重篤な入院患者の集中治療管理(予期せぬ心肺停止、ARDS等の重症呼吸不全、敗血症、多臓器不全、ショックなどの重症患者)、術後の重症周術期管理、救急外来から搬入された救急患者の管理・治療などを主な業務とします。各診療科との専門的なディスカッションを随時行い、各科受持医と協力のうえ、最新のエビデンスに準じた治療を重視しています。また、院内急変コールに対する対応も救急・集中治療科が一手に担っています。ラピッドレスポンスシステム(RRS:Rapid Response System)という急変対応システムも導入されており、入院患者に対して状態悪化の可能性が認知された場合は主治医や担当看護師から当科に連絡が入り、そこから早期介入を行うことで病状悪化を予防するように努めています。

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東京大学大学院医学系研究科 救急・集中治療医学教室

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