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量研機構との合同研修・訓練

先日、緊急被ばく医療の初動対応が迅速かつ的確に行えるよう、量子化学技術研究開発機構のご協力のもと合同研修・訓練が行われました。

緊急被ばく医療とは、放射線事故やテロ、原子力災害等の放射線緊急事態によって、被ばくや放射性物質による汚染を受けた方に対する医療を指します。量子科学技術研究開発機構（ＱＳＴ）と当院は東海村臨界事故以来提携を結んでおり、集中治療が必要な被爆者が発生した場合、QSTから専門官が派遣され、重症患者を当院で診療するというフローがあります。放射線緊急事態に備え、年1回の緊急被ばく医療協力機関訓練を行って参りました。
当科スタッフや放射線技師が中心となって参加させていただきましたが、講義の他に、傷病者を模したマネキンを相手に初療や除染をしたり、実際に線量計を使ってみたりといった実習もしながら、緊急被ばく医療について学ぶことができました。

普段はなかなか対応することのない被ばく医療ですが、いざというときにすぐ対処できるよう精進するにあたり、大変学びのある機会でした。

量研機構のみなさま、ありがとうございました！